MIDI MIXDOWN

かつての愛読書Sound & Recording Magzine 毎月楽しみであった。もちろんとても役に立つ事もたくさん。 しかし、どうしても高額な機材、次々と出る新しい機材に財布も頭もついていかない。このページは、 手持ちの機材、ソフトウェアでできる限り良く曲を仕上げたいという事がテーマとして考察しています。

自分が何を聴いて欲しいのか?どんな感じにしたいのか?

サブタイトルの通り、自分が何を聴いて欲しいのか?どんな感じにしたいのか?そこがスタートにあると思う。

 私の場合です。私は作曲から演奏も全過程を自分でする。まずボーカルも下手、演奏も下手という前提にあります。その為メリハリをできる限り作るように考えています。その為、曲全般でどこを強調したいか?、どの部分は隠したいか、曲の中の進行中の中でどこを聴いて欲しいか?そういう事を考えています。自分の場合、ギター、ピアノは大好きだけど自他認める下手である。曲中の表に出すところとごまかすところで、音量やパン、エフェクト処理をしています。

何を聴いてほしいか?

本当のところは全部なのですが、技量に劣る事を考えれば、どこか売りのような部分がなければと思っています。名曲はイントロから何か始まるという感じがあります。別に凝ったアレンジである必要もないと思います 最初の4小節くらいで、曲をイメージできるように思っています。サビのコードを使ってみたり、イントロだけ別に作ったりします。また、歌いだしの部分にスムーズに繋がるように少しのアレンジを加えたりしています。歌い始めは玄関の中のみたいな感じ。印象が悪ければ後も駄目な気がします。A>B>C(サビ)と構成した場合、Bの部分からCの初めが盛り上がるようにと思っています。

どこを隠したい、ごまかしたい?

プロやうまい人には必要がないと思いますが、演奏技量、歌唱力に問題があるので、少しごまかしたい時、ボリュームを少し落とし、パンを中央寄りに置いたり、他のフレーズのアレンジを入れてそちらの方を目立つように パンを振って耳に入りやすくして隠したい部分をごまかしています。?

どこのパートを基準?

各パートをミックスする際、私の場合、基準のパートはヴォーカルとドラムのスネアの音である。
プロのエンジニアでも実際には、ずいぶんマチマチに違うと思う。(極端ではないけど。) 

歌ありの場合

やっぱり1番前に出るのはヴォーカル。そこを中心に音量バランスを考えています。 比較的スピード感がある場合はボーカルを10とした場合8~9にしています。
バラードの場合VOCALが10に対してスネアの音量6~8位で調整しています。
当然ながら、リズムは大切なので他のドラムパートと同じか場合により、それより大きめにベースの音量バランスをしています。基本的にはボリュームは一定ラインですが、ベースはフレーズにより多少フェーダーを上げたり戻したりしています。
ドラムのバスドラはスピード感がある曲の場合は大きめにしています。

ピアノ、オルガン、シンセ音色、フレーズですべてパン音量を分ける。曲の中でもボリュームを操作する。

パンを振る。

パッド系のシンセなどはセンターよりにパンを振る。オルガンなんかは、曲によるがパンを極端に振る。

ギター
ギターは好きな部分だけに、下手さがしみるので隠す部分と出す部分を作っている。パンは完全には振らず7割くらいL or  Rに振っています。この場合隠す、出す出さないはフェーダーで曲中調整する。

コーラス
コーラスは私に場合は重要な要素としています。聴かせたいコーラスならフェーダーを上げパンを64をセンターとしたら80~100位に振ってみて聞こえやすい位置を
探してフェーダーを調整する。
ウーとかアーとか系のコーラスならセンターから少しずらした位のセンターよりにパンを振る。 コーラスのパンは曲により全くパン定位を変更する。

パン PAN 定位

ラインで録るメリットはノイズを拾いにくいこと。音をある程度好みに作ることができること。 アンプを大音量にしなくても良い音で録れる。アコギの場合は別としてエレキギターの場合は音をかなり好みに作ることができる。

テストしてみました。

俺風 楽器別 PANイメージ表

プリセット的 フェーダー パン、エフェクトセッティング
楽器/割合 Vol 0-127 PAN L64-0-R64 リバーブ 0-127 エフェクト 0-127
VOCAL 100 Center 0 30前後 Vocal系 20
コーラス 40 LR 40-64 30-80
プロの音を聴くと
深い浅いを分けて
ある
Vocal系 50
Delayを少々
Eギター 70 R 0- 40-64 60 ギターマルチ用
DELAYを少しかけると
気分がいい?
Aギター 70 LR70-40-64 30
プロのアコギの
リバーブ非常に薄い
気がする
場合によりディレイ少し
ドラム 90 Center0 30-40 -
ベース 95 Center -ちょいLより 30-40 -
ピアノ 70 LR 0-64 50-80 時にコーラス
オルガン 50 振り切り LR64 50-80 時々コーラス
シンセ 70 センターより 0-LR64 50-80 場合により色々
全体 少し 空間系エフェクト少し

 あくまでもこのあたりが振ってみる。 このままと言うことはない・・・な
パンを振ると音が聞こえやすくなる。
プロってパンを振るのがうまい。

マスタリング

プロのマスタリングはすごいの一言に尽きる。右はプロがマスタリングしたある曲を波形ソフトに取り込むとマスタリングしたものです。この曲はバラード調のミドルテンポの曲です。波形が一杯に広がっています。見ただけでも音圧が高そうに感じます。

プロのマスタリングは機材、ソフトウェアもお金がかかったものですが、なかなかアマチュアでは資金的にも厳しいかなと思います。

アマチュアではコンプ、リミッター、マキシマイザーなどを使って音圧を上げる。空間系エフェクトの微調整が可能かなと思っています。個人的にはマスタリングよりミキシングの段階が重要である程度きっちりした方が良いと感じています。ミキシングの段階である程度音圧を上げる作業や音質(イコライザー)の調整、左右にパンを振って楽器の位置、広がりを出す。などをした上で薄く空間処理をした方が良いのかなと思っています。その後にマスタリングの作業をした方がいいのかなと思っています。

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