エフェクターを使おう。プロの音を聴いて・・参考にして、レベルアップを図りたい。

Delay ディレイ

ディレイは、遅らす。ヤッホーと言えば遅れてヤッホー・ヤッホーとこだまする。エフェクターである。

Delayで使われる主なパラメーター

主な設定名称、ROOM、HALL、CHURCH、PLATE、 下記のようなパラメータの設定に名前をつけたもの

Decay / Delay Time / Pre Delay(INI Delay Time)

原音から残響音が発生するまでの時間を表す。テンポに合わすように設定する。8分音符など、ディレイの種類によりかなり表記が違う。

Feedback Level

イニシャルディレイのフィードバックの量を表す。(%) 数値が大きい程フィードバック量が多い。

HPF Cutoff  HPF= High Pass Filter

低音域成分をカットする。高域を強調したい場合

LPF Cutoff  LPF= Low pass Filter

高音域をカットする。 定域を強調したい場合

Sync シンク

リズムとディレイタイムを合わせてくれる便利なボタン、若しくはコントローラー

WET/DRY / (MIX)

原音(ドライ)とエフェクト(ウェット)を通したものとの構成比率 ドライが100%だと原音、WETが100%だとエフェクトのみとなる。

使い方 考察

使い方 考察

ディレイは効果的に掛ける。基本的に全体に使わない。何らかの意図がある場合は別。特定の楽器の音を厚くさせたいなど。大まかに、ショートディレイ、ミディアムディレイ、ロングディレイに分かれる。ディレイは、色々なエフェクターの元のような存在で、モジュレーション系のエフェクターと組み合わせると面白い効果が得られる。

接続

基本的にセンド・リターン

遠近感の演出

 リバーブとディレイ、コーラス等の空間系エフェクターを使い遠近感を出す。リバーブのところでも書いていますが、リバーブは奥行き、ディレイは広がりを出せる。実際に音を聴く上で楽器の遠近感と位置(定位)が重要になる。リバーブが0の状態では近くに聞こえる。しかしディレイタイムを長くとっていくと音がだんだん遠くなる。各楽器をセンドでリバーブ、ディレイに送り、原音の混合で遠近感を出す。プロのエンジニアでも基本的なテクニックは同じでも、演出は若干違うようです。ステージで音を出しているような音像をリアルに再現する方。2MIXの音を独自の配置感を演出して広がり、奥行きを演出する方などあるようです。すごいのは実際にスピーカーをステージ風に配置してマイクで録ったりして立体感を出すなど。プロはあの手この手で基本+αで遠近感、広がり、定位を演出しているようです。 

ミディアムディレイ

Delay Timeを短く設定する。原音を太くしたい場合など短いディレイ(わずかな時間差)を用いてユニゾンしているような感じで原音を太くする方法が有名。設定として200msec~450msec実際の曲となじむところ。

ショートディレイ

フレーズ終了間際などに音が後を少し追いかけてくる感じで使う。フィードバックは少なく設定して、余韻を印象付けるような使い方。設定として50msec以下。10msec、20msecなど実際の曲となじむところ。

ロングディレイ

ディレイタイムを長く設定して、ゆったり音が後をついてくる。フィードバックは曲に合わせて使う。500msec以上。実際のテンポや目的を考えて設定。

フィルター的な使い方

ステレオディレイなど左右のディレイタイムを違うように設定(ピンポンディレイ)して、モノディレイなどはディレイタイム、フィルターのカットを使い音を不安定にして使うなど。

ハーモナイズドディレイ

ハーモナイザーを利用して、フィードバックする度に、ピッチを変化させる。
ハーモナイザーの設定を3度とした場合、基準の元の音からフィードバックする度に3度の音の積み重ね(変化)を狙うディレイ方法。

ディレイの効果的な使い方の考察

 ディレイは掛けっぱなしでなく、フレーズの終わりなどに掛けると効果的。ディレイの掛けっぱなしが悪いわけではないが通常リバーブが掛っている事も考慮し、要所に使う方がベター。

楽器、楽曲などにより後から音が後から追いかけてくるミディアム又はロングディレイは特に要所でオン・オフをする事が効果的。ディレイは8分音符、4分音符などのテンポにあった長さに ディレイタイムを設定する必要がある。テンポがあって初めて気持のよいディレイになりうると思う。DAWなどではシンクがついているものも多い。

ディレイタイムの計算

ディレイにはテンポと求めたい音符の長さの同期ボタンがあり通常は計算は不要かなと思いますが
BMP=4分音符
ティック=4分音符=480ディック
とした場合

全音符のディレイタイム=60÷BMP×4(分音符)×1000(sec)
音符のディレイタイム=全音符÷音符  付点の場合 (音符÷1.5)

BMP=120ので4分音符場合のディレイタイム
DelayTime = 60÷120×4×1000 ÷4
Delaytime=500msec
Tick=480 ÷(4÷4)
Tick=480

BMP=120ので8分音符場合のディレイタイム
DelayTime = 60÷120×4×1000 ÷8
Delaytime=250msec
Tick=480÷(4÷8)
Tick=240

BMP=140 で 8分音符のディレイタイム
Delaytime=60÷140×4×1000÷8
Delaytime=214.2857msec
Tick=480÷(4÷8)
Tick=240

BMP=115 で 付点4分音符のディレイタイム
Delaytime=60÷115×4×1000÷(4÷1.5)
Delaytime=782.6087msec
Tick=480÷(4÷(4÷1.5))
Tick=780

上記の計算方法があっている保障はできません。数値が60、4、1000などと定数化しているので、計算がもっと簡単な方法もあります。
お勧め音楽・MIDI編集で使うディレイタイムの計算

120BMPで64分音符計算でショートディレイ31.25msec 128分音計算で15.625msecってところでしょうか・・。