Reverb リバーブ エフェクター、パラメーター、使用の考察

 あたり前かもしれませんが、プロはリバーブの質感の高い音を求めるのでかなり高価な物を使う。個人的私感ですが、エンジニアの使っているアウトボードの場合、意外と古い機材を使っているという印象。

 リバーブを使う際にディレイやイコライザーを併用することが多い。 反響する音は高音が減少するそうだ。 実際に音は遠くに離れるほど低音が響き高音が少なく感じる。


はじめに

TC ELECTRONIC/ M3000 (STUDIO REVERB PROCESSOR)

Reverbは空間を演出するエフェクターである。
必ずと言っていい程使われるエフェクターで、リバーブは奥が深くその使用方法が難しい。あらかじめROOM、STAGE,HALL,CHURCH(教会)などのと 名前をつけてあるのが多い。プロのエンジニアのリバーブって薄いのに何故かリバーブの存在感がある。

空間演出 奥行きと広がり

 リバーブはディレイの集合体というのが知られている。リバーブを使うことで奥行き演出することができる。またディレイやコーラスを使うことで横の広がりを演出できる。

Reverbで使われる主なパラメーター

 リバーブは本当に気持ちのいいエフェクター。リバーブのパラメーターは、機種にもよって変わるが、パラメーターが多い。 空間と言っても大小の部屋、階段(廊下)など、ステージや野外など空間の大きさもバラバラ。部屋や廊下でも奥行き、床天井の高さ、 横幅、音を出す位置、音を聴く位置なのど距離。一般住宅などの木の壁の部屋廊下。マンションなどのコンクリート。教会などの石などで音の響き方が変わる。 そう言ったものを設定(パラメーター)にしてある。それぞれのパラメーターの意味を考えるとリバーブを使うのは面白い。

 低音は遠くまで聞こえるが、高音は遠くには届かない。物体にあったた音も響き方が違い音質が変わる。 反射してはね返った音もある意味遠くにいくのと同じ。強引な表現であるかもしれないが、反射した音質は変わるのでパラメーターがあれば、調整する。

Algorithm / RoomSize / Reverb Type

ルームサイズ。空間の大きさ。リバーブの空間処理。

Reverb Time

残響時間の長さを表す。リバーブでは重要な要素

Diffusion

音の左右の拡がりを表す。

Initial Delay(Pre Delay)(INI Delay Time)

直接音(原音)が届いてから初期反射音が届くまでの時間を表す。
原音が最初に反射するまでの時間を表す。距離感に関係するパラメーター

Rev Delay / (E/R Delay) E/R = Early Reflection ER

初期反射音から残響音が発生するまでの時間を表す。

Rev/Er Balance (Early Reflection / Reverberation Balance)

初期反射音と残響音との音量バランスを表す。

Feedback Level

イニシャルディレイのフィードバックの量を表す。

Damp / Hi damp

リバーブの減衰 数値が大きくなるほど早く減衰する。 Hi Dampは広域のリバーブ量の減衰調整  *反響時に高音域が減少する性質をシュミレートする。

Density

残響音の密度を表す。

HPF LPF CutOff  HPF= High Pass Filter LPF=Low Pass Filter

HPFは高域を通す。LPFは低音域成分を通す。CutOffは High 又はLowを カットする。

使い方 考察

使い方 考察

 リバーブは楽器そのもの、曲全般に使う。良く聴けばわかるかもしれないが。プロのエンジニア手掛けている歌(ボーカル)を聴けばヴォーカルにも、全体にもリバーブに薄っすらリバーブがかけられている事がわかるはずだ。 どのパートもあまりかけすぎないこと。空間×空間と強調されないように。実際にかなり難しい。

接続

基本的にセンド・リターンで繋ぐ

組み合わせ

ディレイ
 リバーブは単体だけではなくディレイと一緒に使うと効果が大きい。プロはリバーブとディレイを併用していることが多い。

イコライザー
 反響する音は高音が減少する。Dampで高音をカットして自然なリバーブの響きを出すところをイコライザーで中高音域を少し持ち上げリバーブを意図的にかかっているのを演出する。

Vocal

 リバーブが掛け足りないかなと思うところでやめておく。かけ過ぎはカラオケになってしまう。あまり深くリバーブをかけすぎた場合、 ボーカルが奥に引っこんでしまう恐れがある。他のエフェクトボーカル系エフェクトやディレイが掛っている事も考慮する。

 一概に言えるものではないが、プリ・ディレイは30msec以下が基本、Highはカットしない。

Guitar

ギターだけの場合と曲全体の中でのリバーブのかけ方に注意。ギターだけの場合は好みで設定すれば良い。曲の中のギターであれば軽めにかけた方が良い。ボーカルと同じくDelayのオン、オフでかなり空間が演出されるので、深いリバーブは避ける。

Drums & Bass

基本的にはドラムス・ベースではリバーブは使用しない。もしリバーブをかける場合はあくまでも軽くにとどめておく。

曲全体

 曲の仕上がりを演出するので目的(好みに)あった設定をする。リバーブは少し足りない位に押さえる方が良い。各楽器で既にリバーブが掛っている事を考慮する。